仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請のそれぞれのご相談をお受けし、午後は、心の障がい者の財産管理と就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
「人を無視することはいけないこと」だと、私はずっと思ってきました。ところが最近、「無視」も使いようによって、相手を活かすことになることを学び、目から鱗でした。
「宿題を我が子がやったら、たっぷりほめてあげ、ご褒美をあげる。宿題をやらなかったら、お小遣いを減らす等の罰を与える。」というアメとムチの教育法があります。ところが、この方法だと弊害が出てきます。ムチは反発心だけを育ててしまい、アメが効かなくなるというのです。
宿題をやらないでお小遣いを減らされた腹いせに、子どもさんが親の財布からお金を盗んだり、万引きに走ったりする可能性が出てきます。すると、いくらケーキでつろうが、お金でつろうが、子どもさんは宿題どころか、勉強そのものをしなくなってしまうということになりかねません。
ではどうしたらいいのか?最近、“アメとムチ”ならぬ、“アメと無視”が有効だと報告されるようになりました。我が子が好ましい行動をしてくれたときは、よっぽどのことでないかぎりは、見て見ぬふりをする。
結果、子どもさんは、ほめられたほうが心地よいことを学習し、自発的にどんどん好ましい行動をし始めます。同時に、好ましくない行動をすることに関心が行かなくなり、本人から止めていくというのです。私はこれを“見守る愛”と呼んでいます。お試しあれ。