仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は午前中、相続申請と成年後見に関するご相談をお受けいたします。午後は、「相談支援のコミュニケーション技術」の研修会に参加いたします。尚、夕方は異業種交流会に出席いたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
プロのダイバーは水中から上がってくるとき、潜るときの時間の何倍もの時間をかけて、上がってくるそうです。そうしないと、急な水圧の変化に肉体がついていけず、体に負担をかけることになるからです。
心の苦しみからの回復にも、同じことが言えるかもしれません。苦しみから早く逃れたいために、早く上がろうとすると、一時的には楽かもしれませんが、その時の心理的な無理が、後から別な問題となって出現する可能性があります。苦しみから早く逃れたいのは、私たちの本音ですが、深海から上がってくるダイバーのように、じっくりゆっくり時間をかけたいものです。
これは、深い悲しみのただ中にいる人の心をケアする時も同じです。安易な励ましで、急に浮上させようとするのではなく、じっくり時間をかけてゆっくりとその方のペースに合わせて、寄り添うことです。そうして浮かび上がったときにのみ、深い悲しみの中にいた人々の心は癒され、その試練を宝にすることができるのです。
「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい。」(聖書)