仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は午前中、仙台入国管理局へ在留資格認定証明書交付申請の提出へ行き、午後は心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
ピアノの詩人とも呼ばれるショパン。19世紀のヨーロッパピアニスト・作曲家として活躍し、今日でも彼の作曲したピアノ曲は大変人気があります。そのショパンのピアノ曲に「黒鍵」という曲があります。なんと、右手が、最初から最後まで全部黒い鍵盤を使うので、そう名付けられたと言われています。
しかし、その曲の中で、唯一、一音だけ「白鍵」を使う小節があります。曲調も、その瞬間だけ「ほっ」とした雰囲気に包まれます。ショパンのユーモアでしょうか?本当は全部黒鍵で統一することもできたでしょうね。しかし、曲全体を通して聴くと、この白鍵がなんともいえないインパクトをもたらしています。
私たちも、人生の中で「完璧」という黒鍵で駆け抜けたいと思っても、「試練」という白鍵に出会うことがあります。その時は「何でこんな事があるのだろう?」と叫びたくなります。しかし、しばらく経って、人生を振り返ると、その試練が何ともいえない深い味わいを自分自身に与えていることがあるものです。人生の「白鍵」を味わっていきたいものですね。