仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は午前中、株式会社設立申請と一般社団法人設立申請のそれぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、3月6日開催のチョー・ヨンギ先生の仙台聖会の打合せ会に出席のため、仙台国際センターに行きます。尚、夕方はA型事業実施打合せ会に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
成功した歌手の方のお話を伺いました。この方は、歌にすべてを献げ、たくさんの賞を獲得し、多くのファンから絶大な支持を得ていました。ところが突然スランプに陥り、まったく歌えなくなったのです。心理的なものが原因という診断でした。ありとあらゆる治療法を試し、数年間の葛藤の末、長いスランプから復活しました。その復活の秘訣をその方はこうおっしゃいました。「『歌は私のすべて』と思って、文字通り歌にすべてを献げて自分は成功したけれど、それが空回りすようになって苦しかった。でもスランプを経て、『歌は私の一部』と思えるようになったら、自然と歌えるようになったのです」。
認知療法の本に「時に成功は失敗以上にその人を苦しめることがある」という文が載っていましたが、その実例を教えていただいた気がしました。「歌が私の全て、私から歌をとったら何も残らない」というプロ意識がその人を成功に導いたことは事実です。しかし、かつてその成功した自分が、今の自分を「まだダメだ」と責め続け、おおきなプレッシャーを自らにかけていたのです。『歌は私の全て』から『歌は私の一部』と認知を変えたところから、この方は新しい生き方を獲得することができました。
時折「これが私のすべて」と思っているものを、一旦「これは私の一部」と置き換えてみましょう。新しいあなたの可能性を引き出すキッカケになることがあります。