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雑草が生えにくい土壌

菊地茂

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 本日は午前中、仙台倫理法人会モーニングセミナーに出席してから、建設業許可申請のご相談をお受けし、午後は、みやぎNPOプラザでの利用者懇談会とシャロームの会のメンバー夕食会に出席いたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 かつて、私は知的障がいを持っておられる方々の施設で働いていたことがありました。彼らと何日も草むしりをした日のことを昨日のごとく思い出します。山の中にあるその施設は、あっという間に草が生えてきます。とくにスギナという草は、根っこまで取りきれず、またすぐ生えてきます。
 あるとき音を上げた同僚が、「草むしりをしても意味がないのではないか?」と言いました。そのときに、長年そこで働いておられる職員の方がこう答えました。「スギナは確かにいくらむしっても根っこまでむしることはできない。しかし、むしり続けていれば光合成ができなくなり、栄養を根っこまで与えられなくなります。そうすると根っこはいつか死滅します。まめに毎日草むしりをしていれば、結果的に草が生えにくい土壌になるんですよ」。
 さて、現在の私のチャレンジは、自分の心と向き合うことです。ときおりあの草むしりのことを思い出します。自分の感情をまめに味わっていないと、だんだんと心が枯渇してくることが分かります。まめにこまめに、草むしりのように自分に向き合っていくと、やがて豊かな心の土壌が広がっていることに気づきます。

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