仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は午前中、心の障がい者の就労支援のご相談を、午後は、成年後見と相続のご相談をお受けいたします。また夕方はA型事業の打合せ会に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
幕末、開国した日本にやってきたヨーロッパ人が驚いていたことは、一般民衆がとても明るく、笑ってばかりいたことだそうです。
なぜか?私の個人的な意見ですが士農工商がハッキリしていた時代、逆説的ですが、一般民衆は劣等感を抱く必要が今より少なかったからではないかと思います。みんな貧しかったので、他者と自分を比べる必要がなかった。豊かな商人や大名を見ても「あの人々は自分とは住む世界が違う」と最初から比較の対象にならない。結果、自分自身にあまり劣等感をもつ必要がなく、皆楽しく生きていたのではないかと思うのです。
ストレス社会と言われて久しいですが、そのストレスの元は劣等感なのかもしれません。現代の資本主義社会の副作用、格差が人々に劣等感を植え付け、自分にダメだしし、心を病ませているのではないでしょうか。
しかし、だからといって、江戸時代に戻るわけにも行かないし、貧しくなればいいのでもありません。問題は、自分と他者を比べて生まれる劣等感です。比べなければ、劣等感を感じずにストレスフリーで暮らせるのに、比べたばっかりに劣等感が刺激され、ストレスで身も心もいっぱいになる。
比べないで生きることは、本当に大切なことです。もっと厳密に言えば、比べても、それで自分を劣っていると思わないことです。ストレスを感じたら、自分がどんな劣等感を感じているか探りましょう。