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共依存にならない方法

菊地茂

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 本日は午前中、心の障がい者の就労支援のご相談を、午後は相続申請と成年後見申請のご相談をお受けいたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 「あなたには、私しかいない。私には、あなたしかいない。」と互いに依存し合う関係を共依存と言います。一方は相手に関わることに依存し、もう一方は関わられることに依存する濃すぎる人間関係です。問題は、一方はお世話し続けて燃え尽き、もう一方はそのせいで自立できず、もたれ合って、最終的には共倒れになってしまうことです。情の深い人ほど、共依存になりがちと言われています。
 特にカウンセラーは、要注意。クライエントの方と共依存になってしまうと、クライエントさんは、なかなか自立しなくなります。正確には、カウンセラーがクライエントさんを自立させないのです。これでは、何のためのカウンセリングか分からなくなります。
 私はもともと共依存的な人間であるという自覚があるので、今まで様々な工夫をしてきました。共依存から上手に卒業する一つの知恵は、その関係をいきなり絶つのではなく、少しずつ「薄くする」というセンスです。いきなり絶つと、関わる側が大きな喪失感に見舞われ、ウツ的になるという副作用があります。
 では、どうしたら、薄くできるのか?私自身が編み出した一つの方法は、「沢山の人に関わる。」と言うことです。「あなたには、私しかいない。私には、あなたしかいない。」と特定の人同士で依存し合うと、共依存になりやすい。そこで、例えば、一人から十人に関わるようにしたとします。すると、今まで一人に使っていたエネルギーと時間が、結果的に一人につき10分の1になるので、関係が薄くなり、お互いにとってほどよい関係になっていきます。

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