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何を主語にするのか

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と相続申請のそれぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けし、夕方は心の障がい者を支援する方々の異業種交流会に出席いたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 アメリカの大統領は、演説力がとても問われます。専門家は、演説の上手な大統領や政治家は主語を巧みに使い分けていると言います。ケネディー大統領は、「あなたの国家があなたのために何をしてくれるのかではなく、あなたがあなたの国家のために何ができるかを問うのではないか」と演説し、アメリカ国民を鼓舞しました。主語に「あなた」を使うことで、主役は「あなた」だというメッセージを効果的に伝えた良い例だと思います。
 また、ヒラリーさんもオバマさんもとても演説力のある方です。ヒラリーさんは「私」を主語にしてよく演説するそうです。「私がこのアメリカを変えます」というメッセージは、「私についてくれば大丈夫!」という強いリーダーシップを打ち出す上でとても効果的です。
 一方オバマさんは「私たち」を主語にしてスピーチすることが多い。彼のキメ台詞の「YES,WE CAN.」(私たちにはできる)は、有名になりました。ひとりでアメリカを変えるんじゃない。みんなで変えていこう。そんな共同体意識を人々に持っていただく上では、「私たち」を主語にすることはとても効果的です。私たちも何気ない日常会話の中でときおり「私は何を主語にしてよく話しているか?」とふり返ってみたいものですね。あなたの会話がより豊かなものになっていくでしょう。


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