仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。
今日は、前島誠先生の言葉のご紹介です。
御名が聖とされますように。 [マタイによる福音書・6章9]
ミサ典文の主の祈り(マタイ型)には、七つの祈願が含まれています。このうち二番目と三番目、六番目と七番目は内容が同じ並行法なので、それぞれ一個の祈願として数えれば、都合五つの願いになり、結果としてルカ型(11章)になります。原型はおそらくでしょう。ここではまず第一祈願を解説します。
「御名を聖とする」とは何でしょうか。神だけを聖とするという意味です。従って、神以外の者を絶対化しない、ということにつながります。そう考えると、最終祈願「我らを試みにあわせず」に、呼応していることがわかるでしょう。
「試み」の例は、申命記・6章14-16にあります。「他の神々に従ってはならない」と命じた後で、神は「主を試みてはならない」と話を結んでいます。つまり試みとは、神以外のものを、主として心に保とうとする誘惑なのです。
われわれの日常をふり返ってみましょう。見栄や体裁、あの人だけには弱みを見せたくないという意地、自己満足やこだわりなどを、もしかしたら絶対化していないでしょうか。まずこの「試み」から、自分の心を解き放すことです。そうして初めて、「御名が聖とされますように」と唱えることができるのです。