妻のコメント

　本日は午前中、産業廃棄物処理業許可申請のご相談を、午後は認定NPO法人講座と東北ヘルプ総会に出席いたします。

　今日は、高木裕樹先生のことばのご紹介です。

　妻と一緒に講演に行きました。帰りの電車の中で、めったにコメントを言わない妻が、私の講演の感想を言ってくれました。「今日の講演よかったよ。話のテンポ、展開、声の感じ、皆さんも喜んでいたしね。さらに言うなら例話の時に原稿を読み上げたけど、言い間違えをしない方がもといいと思う」。
　この時、私は素直に「ありがとう。また気がついたことがあったら教えてくれないか？」と言っていました。ここで言っておきますが、『めったにコメントを言わない妻』というのは、今までいかに私が妻の話を聴いてこなかったかを如実に証しています。それゆえに彼女がコメントを言ってくれたということは、「それだけ私に聴く力が養われてきたのかな？」と内心うれしくなりました。私をはじめ男性たちにとって、身近な人の話を聴くことが、一番やりがいのあることではないでしょうか。
　最も身近な人から、なにげなくコメントがもらえるようになったら、その人との人間関係が豊かになってきた証拠です。さらにその関係を強固にするために、そのコメントに対して「あろがとう。また教えてね」と返してみましょう。
　それは、相手を信頼することの証です。そして身近な人のコメントはあなたにとってこれから成長していく新たな世界を教えてくれます。妻の話に耳を傾けることによって、わたし自身、自分の世界が着実に広がっていることを実感しています。