仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は午前中、相続申請と株式会社設立に関するご相談を、午後は、シャロームの会のメンバー交流会と相談会に出席いたします。
今日は、前島誠先生のことばのご紹介です。
わたしたちは園の木の実を食べることは許されています。ただ園の中央にある木の実だけは、これを食べるな、これに触れるな、死んではいけないから、と神は言われました。[創世記・3章2-3]
楽園の木の実を食べることについて、神がどう言ったのかという蛇の質問に対して、女の答えたことばが右の引用句です。この返答の中で、注目すべき点は、「これに触れるな」という一節です。
神の命令(2章17)のなかには「これに触れるな」ということばはなかったのです。食べてはいけない、おまえたちが死ぬといけないから、と言っているだけなのです。つまり「これに触れるな」というのは、女の勝手な付け足しなのです。これはいったい、どういうことなのでしょうか。
人間は自分の気がかりなことについて、余分な安全ガードを用意しがちです。食べてしまう心配のあまり、触れてはいけないというフェンスを張りめぐらしてしまうわけです。この箇所のポイントはここにありました。
神のことばに何か付け加えようとすること、これは本来よけいなことです。よけいなことなのに、人は平気でこれをやっているのです。特に自信のないとき、ものに執着しているとき、やたらにこだわっているときなど、この点を反省したいものです。神のことばは、それだけで十分なのです。