仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は午前中、相続申請と成年後見申請に関するご相談を、午後は永住許可申請と国籍帰化許可申請のご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
人々のモチベーションを下げる最大の敵は、怠慢ではなく、実はプレッシャーです。プレッシャーは「~なければならない」「~べき」という「べき」思考から生まれます。不登校を例に取れば、彼らの心には、「学校に行くべき」という家族の人たちの「べき」と、自分自身の「べき」の二重のプレッシャーがかかります。そのプレッシャーに心が半ば自動的に反発して、学校に行けなくなってしまうのです。
「学校に行かなければならない」と思えば思うほど、「学校に行くのが恐い」と心が緊張し、朝になると「やっぱ、行けない」となってしまう。登校拒否から不登校と名前が変わったのは、彼らは登校を拒否しているのではなく、この葛藤で苦しんでいる事が分かったからです。
ある精神科医の先生が、『「学校も休み休み行けよ」と日本中の親が言い出したら、不登校の子はみんな学校に戻るのでは?』と極論を仰っていましたが、不登校の心理を見事に理解したご発言と感心しました。親がそう言ったら、親からの「学校に行くべき」というプレッシャーは消えます。そして自分の中の「学校に行くべき」というプレッシャーも緩む。当然、そのプレッシャーに反発する心も緩む。結果、不登校の子は気が楽になって、学校に戻ってしまうという訳です。
プレッシャーに弱い人は、時折自分の「べき」を緩めましょう。本来持っているモチベーションが引き出されます。