仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。
今日は、前島誠先生の言葉のご紹介です。
あなたがたも聞いているとおり、「姦淫するな」と命じられている。しかし、わたしは言っておく。みだらな思いで他人の妻を見る者はだれでも、既に心の中でその女を犯したのである。[マタイによる福音書・5章27-28]
どなたもご存知、〈山上の垂訓〉に一節です。イエスのこの発言、その中からいくつかのポイントを解説してみましょう。
①「聞いているとおり」
ユダヤ教の教えの中心は成文律法(聖書)ですが、これを実生活に適用するためのマニュアル(ラビたちの解説)が伝承されていて、口伝律法と呼ばれます。この句はその口伝律法の言及したものでした。
②十戒の禁じる「姦淫」は他人の妻との不倫を指します。婚約中の女性も妻と同等と見なされ、どちらにも死刑が適用されました。ヨセフが婚約者の妊娠を知り、ひそかに離別しようとした(1章19)のは、彼のやさしい性格を物語るものです。
③「見る者は犯したのと同じだ」
手を出しさえしなければ罪にはならない。相手にも実害は及ばない。そう考える輩が多い。だから言っておく。自分の心の中は棚に上げて口をぬぐう、そんな連中も中身は同じだ。善人づらした分だけもっと悪い―これがイエスの切り口でした。わが身に重ね合わせて考えたいものです。