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時には黙して座す

菊地茂

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 本日は、午前中永住許可申請に関するご相談を、午後は産業廃棄物処理業許可申請に関するご相談をお受けいたします。

 今日は、前島誠先生の言葉のご紹介です。

 主の救いを静かに待ち望むことは、良いことである。
 人が若い時にくびきを負うことは、良いことである。
 主がこれを負わせられるとき、
 ひとり座って黙しているのがよい。
 口をちりにつけよ、
 あるいはなお望みがあるであろう。 [哀歌・3章26-29]

 これは古くから「エレミヤ哀歌」として知られている、旧約聖書の一節です。しかし著者が本当はだれであるのか、正確にはわかっていません。形式は詩のかたちをとっており、ユダヤの韻文の典型として貴重な研究資料となっています。
 さて、ここでのテーマは「黙して座す」ということです。
 われわれの日常生活は、ともすると落ち着きが不足しがちなものです。それほど必要もないのに、なぜかあわてふためいた様相を呈します。むずかしい問題に直面すれば、なおのことうろたえ騒ぎます。そして、神の前にあることすら忘れてしまいがちです。
 聖書は教えます。「ひとり座って黙しているがよい」と。逃げ出そうとじたばたせずに、自分の場所にじっとかがんで「口をちりにつけよ」と。現実をそっくりそのまま受け止めよ、と。そうすれば、また「希望」があるというのです。
 自分の生き方なので、もう一つ「待つ」ことの足りなさを考えたいものです。

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