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神はいつ、どこにでも

菊地茂

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 本日は、東京純福音教会の主日礼拝に出席いたします。

 今日は、前島誠先生の言葉のご紹介です。

 わたしがあけぼのの翼を駆って海のはてに住んでも、
 あなたのみ手はその所でわたしを導き、
 あなたの右の手はわたしを支えられます。    [詩編・139編9-10]

 この詩編139は、神の遍在をたたえるものです。遍在とは、神がどこにでもおられること―ところが、頭のなかでそう思ってはいるものの、実感としてどれだけ深く意識して生きているのか、はなはだ疑問であると言わなければならないでしょう。
 「あけぼの」とは、東の空とあかね色の輝きを示します。その光が東からさしてきて、自分を包むというダイナミックな光景を、「あけぼのの翼を駆る」という美しい表現で示しています。
 「海」はエルサレムから見ると西にあります。もちろん地中海を指しています。東から西の果てまで。どこへ行っても神の「手」は、わたしをしっかりと支えている。これが大意です。
 われわれは、たしかに神を心で受け止めることはしています。しかし、そうするのは自分にとって都合のよい場所だけに限定してはいないでしょうか。
 聖書は教えています。いつでも、どこであっても、われわれは神のみ手のなかにあるというのです。


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