仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は午前中、精神障がい者の就労支援に関するご相談を、午後は、建設業許可申請と、株式会社設立に関するご相談をお受けいたします。
今日は、前島誠先生の言葉のご紹介です。
しかしソロモンは、その妻たちを愛して離れなかった。
ソロモン王の業績は、その規模と華やかさにおいて、他のすべての王に勝っていました。妻にした女性の数も群を抜き、王妃七百、側妾三百と聖書は伝えています。
さて、今回は、引用句の「離れなかった」という訳語の中身についてです。
原文でこの語は「ダバック」となっていて、「くっつく」「密着する」という意味の動詞です。従って「離れなかった」というよりも、むしろ必要以上にべったりと相手に密着した状態を指すのです。これが原因でソロモンは、後に主の怒りを買うことになりました。
若い男女が結ばれて新しい生活を二人で始める。その際大事なことが一つあります。それはお互いの間に、さわやかな距離を置くということです。
「川」という字を見てください。両側に二つの岸辺があって、その真ん中に水が一筋流れているでしょう?水が流れるためには、岸と岸とが離れている必要があるのです。離れていて、しかもお互いに両側から水を支えている。間に水を置くことによって、しっかりと結びあう。「ダバック」という語は、このことに注意を促しているのです。