仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、午前中永住許可申請と国籍帰化許可申請のご相談を、午後は、建設業許可申請と建築士事務所登録に関するご相談をお受けいたします。
今日は、井出かほる先生の言葉のご紹介です。
『植物は一本足、人間は二本足、植物は緑色、人間は肌色、植物は動けない。人間は走り回ったり、遊んだりできる。植物と人間はちっとも似ていないみたいですが、でも似ているところもあります。それはどちらも「は」葉、歯。「め」芽、目。「はな」花、鼻。「(み)み」実、耳がある。そして、からだをしっかり支えるためには、植物には「ね」根が、人間には「ほね」がある』。農学博士の茅原宏(カヤハラヒロシ)先生の文章です。
植物からカウンセリングの極意を学ぶことができます。良きカウンセリングとは、カウンセリングが終わった時、クライエントの方が「あなた、ずっとここにいらっしゃいましたか?」と尋ねられることだと言われています。カウンセラーが自分の気配を消し、ひたすら傾聴に徹すると、クライエントの方は話すことに夢中になり、カウンセラーの存在そのものを意識しなくなるのです。植物と似ていると私は思います。植物はなくてはならないものだけれど、その存在を私たちは日頃あまり意識しません。しかし、植物は害虫に食べられても、土が汚染されても、逃げ出さず、置かれたところでしっかりと根を張り、精一杯自分に与えられたいのちを全うし、私たちにいのちを分け与えてくれます。
クライエントの方を前にして、「私は植物になりたい」と思います。相手のお気持ちに寄り添い、決して逃げ出さず、にもかかわらず自分の気配を消す。その日々が私の心の根を確実に育ててくれると信じています。