仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請のご相談を、午後は国籍帰化許可申請に関するご相談をお受けいたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
私の知人の画家は、全国各地で個展を開いておられます。ところが、名古屋の個展では、まったく作品が売れませんでした。そこでその画家の方はある大切なことに気がつきました。画家の個展は、即、絵の販売場ではなく、展示する作品が作る空間と時間を多くの人々に提供することが、本来の目的であることを思い出したのです。そこで、その方は奥様に「もう個展で、売らんかなとする言動、態度は一切やめにするよ」と宣言しました。
その方からお手紙です。「次の京都の個展に入り、私は、絵を見に入ってくれる方々への挨拶も『いらっしゃいませ』という商売挨拶ではなく『こんにちは』という挨拶にしました、売ることよりも、人々が作品を無心になって見て、ひとときその魂が静まり、豊かな時間の中に、その人が浸れることを、ただその事を願って、後は、人々に声もかけず、一人ひとりの時間を乱さないように心がけました。」
不思議なことに、名古屋では全く売れなかったのに、京都の会場では次々と売れていったことが、手紙に続けて記されていました。行き詰まったら原点回帰。道は自ずと開けます。