仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。
今日は、前島誠先生のことばのご紹介です。
わたしは主(ヤハウェ)、あなたの神。
エジプトの地、奴隷たちの家から、あなたを導き出した者。 [申命記・5章6]
十戒は聖書で二回、出エジプト記・20章と申命記・5章に同じ形で語られます。後者の違いは、安息日を守る理由、隣人の家と妻の逆配置、畑の挿入の三点でした。試みに聖書を開いて比べてみてください。
引用句は神の自己紹介―ご自分の名前と解放者であることの宣言、全体の第一戒ぶ当たります。後のキリスト教は、これを十の内には数えていません。文体が掟の形でなないこと、また奴隷状態からの解放という中身がユダヤ人だけ関わるできごとと受け取られたためでしょう。
「奴隷」をヘブライ語で〈エベド〉と言います。古代では「信頼のおける使用人」というニュアンスがありました。自分のことをへりくだって「エベド」と呼ぶ言い方もあります。引用句の場合は外国人奴隷を指し、もっとも隷属性の強いケースでした。
人は状況に囚われがちな存在です。体面にこだわり、格好をつけるもに汲々とする。それに囚われている限り、奴隷の立場になっていると言わざるを得ません。