仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は午前中、株式会社設立申請とNPO法人設立認可申請のご相談を、午後は河北TBCカルチャーセンターで「エンディングノート」の講座でお話をさせていただきます。
今日は、前島誠先生のことばのご紹介です。
狭い門から入れ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。そして、そこから入って行く者が多い。命にいたる門は狭く、その道は細い。そしてそれを見いだす者が少ない。
[マタイによる福音書・7章13-14]
だれでも知っている一句です。特に入学シーズンともなると、しばしば耳にすることばです。「あの学校は狭き門だ」―受験生が殺到して、入り口が混雑のあまり狭く感じられるという意味で用いられたものでしょう。しかし、これは聖書の意味するところから、はなはだしく外れていると言わざるを得ません。
ポンペイの遺跡にも見られるように、昔の町の入り口には、大小二つの門がありました。中央の大きな門は広くて通りやすく、また美しく飾られているため、人々はこぞってその門から入ろうとしました。
小さい門はひっそりと片隅にあって、人の目につきにくい。そのため、そこに門があることすら気がつかずに通り過ぎる人が多かったのです。
おそらくは、当時の会社から落ちこぼれた人たちや、人目を避けて生活していた少数の恵まれない人々が利用したものでしょう。これが「狭き門」なのです。
イエスは、「狭い門から入りなさい」と教えています。
神の国にいたる道は、このように見つけにくいところにあるのです。また同行者も少なく、人の目にもつかず、ただひたすら神に従う心の謙虚さにあるというのです。