仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。
今日は、前島誠先生のことばのご紹介です。
愛には恐れがない。完全な愛は恐れをとり除く。恐れには懲らしめが伴い、かつ恐れる者には、愛が全うされていないからである。[ヨハネの手紙Ⅰ・4章18]
人間の感情のなかでも、特に厄介なものの一つに、恐れがあります。ふだんは落ち着きもあり、判断力に富む人であっても、いったん恐怖の念にかられると、思いもかけないあわれな精神状態に陥ってしまうものです。それほど人の心は弱いものといえましょう。
恐れに取りつかれる要因はいくつか考えられますが、一つには利己心に流されるということがあります。自分の持っているものを他人に奪われたくない、つまり自分の立場を相手から脅かされたくないという点に、これがもっともよく表れています。この場合、相手を自分から遠くに置きたいという願望が強く働きます。遠くに置く―これこそ、恐れの特徴なのです。
聖書は「愛には恐れがない」と言っています。恐れを取り去って、自分をできるだけ相手に近づけようと努めるとき、はじめてこの句の意味に触れるのです。この際、注意すべきことは、相手を自分に近づけるのではなくて、自分の方から近づいていくという姿勢です。