仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けし、午後は、相続申請に関するご相談をお受けいたします。尚、夕方は東北学院宮城野支部役員会に出席いたします。
今日は、渡辺裕子先生のことばのご紹介です。
山びこがきれいに響くスポットが大人気になっている町のあることをテレビ番組で知りました。
その場所を訪れた人々がそれぞれのさまざまな思いを山に向かって大声で叫び、そのことにすでにストレス解消があるのですが、加えて自分の言ったことばがそのまま自分に同じに返ってくることで、ちょっと照れくさいけど、自分と向き合っているような不思議な感覚を味わうのでしょうか。
コミュニケーションにおいても同じことが言えます。上手な話の聞き方の技法に「エコー」という聴き方があります。つまり「ヤッホー」と言ったら、「ヤッホー」と返す山びこの聴き方です。
例えば「私はもうやっていけない」に対して「もうやっていけないという気持ちなんだね」となります。「私はもうやっていけない」に対し、「そんな弱気なこと言ってどうするんだ」と返したのでは、エコーになりません。
相手の話をエコーしながら聴くというのは、いざやってみると、たかがエコーされどエコーなのです。つい、言ってきかせたくなったり、過度に同情してしまったりになりがちです。
山びこがきれいに響くためには、山に対して遠すぎても近づきすぎてもだめなのだそうですが、コミュニケーションも同じで、他人事になりすぎず、我が事のようにもなりすぎず、の時に響き合うコミュニケーションとなるのです。
そして、自分の話したことがそのまま返ってくることで「ああ、わかってもらっている」とその人は「自分自身と出会う」ことができるのです。遠すぎず、近すぎず。