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「悔い改める」は前向きな姿勢

菊地茂

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 本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。

 今日は、前島誠先生のことばのご紹介です。


 ヨハネが捕えられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて言われた。「時は満ちた。神の国は近付いた。悔い改めて福音を信ぜよ。」 [マルコによる福音書・1章14-15]

 イエスの公生活は、洗礼者ヨハネとの出会いで幕を開けます。これはマルコを初め、他の三福音書にも共通している点なので、まちがいのないことでしょう。
 一時期、荒野に退いて砂漠の生活を体験したあと、ヨハネの逮捕をきっかけにガリラヤへ戻り、独自の道を歩き始めます。その伝道活動の第一声を、ここに引用しました。イエスにとって、ヨハネの洗礼がある意味では入学、この第一声が仕事始めに当たると思えばいいでしょう。
 さて「悔い改め」とは、どういう市制、態度を言っているのでしょうか。
 悔い改めのことを、ヘブライ語では〈テシュバー〉と言います。もともとの意味は、「答え」「応答」ということです。悔い改めが単に心の中だけの問題ではなく、相手に向かって開かれた姿勢、すすんで反応する態度にあるというのです。
 日頃の生活で、特定の相手に知らん顔を決めこんではいませんか。わざと反応しないでいることはないでしょうか。この辺を今一度、はっきりと確かめたいものです。

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