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双眼鏡のトリック

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請に関するご相談をお受けいたします。また午後は、障がい者福祉サービス事業所を立ち上げようとされている山形県の方々の視察のご案内と、NPO法人シャロームの会メンバー全体会に出席いたします。

 今日は、金藤晃一先生のことばのご紹介です。

 「好調な時は、慎重に。不調な時は、少し大胆に」という言葉を聞きました。私たちは、実は双眼鏡で物事を見ているのかもしれません。ご存知のように双眼鏡は、遠く小さく見えるものを、近くに大きく見るものです。でも双眼鏡を逆にしてみると、目の前のものが、遠くに小さく見えます。
 同じように、調子がいい時は、私たちはつい自分の力を過大評価し、目の前の問題を過小評価してしまうことがあります。そのズレが、思わぬ落とし穴になったりすることがあります。逆に不調の時は、私たちは自分の力を過小評価し、目の前の問題を過大評価してしまいやすいものです。結果、ちょっと勇気を出せば、簡単に解決できる問題に対してもなかな行動が起こせなくなります。特に後者は、うつで苦しんでおられる人の物事のとらえ方の特徴と言われています。認知療法という心理療法では、これをズバリ「双眼鏡のトリック」と言っています。
 あなたは、どんな双眼鏡で物事を見ておられますか?好調な時に、大胆になりすぎたり、逆に不調な時に、慎重になりすぎたりするのは、正しく物事や自分の能力を見ていないから起こると言っていいでしょう。
 だからこそ、「好調な時は、慎重に。不調な時は、少し大胆に」なのです。これを心していると自ずと、正しく物事を把握し自分の実力にあった対応している自分に気づかれるでしょう。

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