仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。
今日は、前島誠先生のことばのご紹介です。
あなたがたの笑いを悲しみに、喜びを憂いに変えよ。主のみまえにへりくだれ。そうすれば、主はあなたがたを高くして下さる。[ヤコブの手紙・4章9-10]
わたしたちの日常は、とかく片一方に偏りがちです。
嬉しいことがあると有頂天になり、自分のことだけで心がいっぱいになってしまう。ほかの人のことなど顧みるゆとりもなくなる。少なくとも後回しにする。そうした傾向はないでしょうか。
難関を突破して大学受験に合格、そして晴れの入学式―四月最初の講義でわたしはよく新入生に語りかけたものです。
「君たちが一人入学したことは、だれかが一人落ちたということだ。その人の悲しみを思いたまえ。それが感じられなければ人間とは言えない。そのつもりで学問に取り組んでほしい」と。
聖書は教えます。喜びを憂いに変えよ、と。つまりあなたの振り子を逆の方向へ振れ―そう言っているのです。
何かを大切にするあまり、ほかの小さなことをおろそかにする―そうした偏りの姿勢から、弱者切り捨ての社会が生まれるのではないでしょうか。わが身に引き寄せて考えてみたいものです。