仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、第3回エンディングノートの講師としてお話をさせていただきます。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
引きこもりの背景には、「あまりにも大人たちが『現実は厳しい』と言いすぎたからではないか」とある人が言っていました。もちろんそれがすべてではないと思いますが、一理あると私は思いました。
「現実は厳しい、社会は甘くない」と言われつづけたら、たしかに現実や社会に出ていく気に若者たちはなれないかもしれません。
引きこもっている人々の話を聞いて実感することは、彼らは現実逃避をしているのではありません。自分の中にある高すぎる理想の自分をつくりあげ、結果現実の自分とのギャップに苦しんでエネルギーを喪失し、社会に出ていけなくなってしまうのです。「現実は甘い」とまではたしかに言えなくても、「現実は楽しい」「社会は暖かい」というメッセージを、これからの時代、大人たちは子どもたちに伝えていく必要があると思います。「完ぺきにやらなくても、十二分に社会でやっていける。」「むしろ不完全な人間ほど、人間味があって人望も集まるものだ」。
現実は、結構楽しいもので、社会生活にはこんな驚きと希望に満ちているのだということを、多くの若者に、いや自分自身に語っていきたいものです。高すぎる理想から解放されると、若者たちは現実に向かって、一歩踏み出していきます。