まずは穴を塞ぐ

　本日は午前中、シャロームの会のメンバー交流会で榴ヶ岡公園の花見に出席し、午後は「オリーブの風」で心の障がい者の方の就労支援相談をお受けします。

　今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

　「物事がうまくいかないことが続く」ということは、誰もが経験することです。そういうとき、目の前の状況に対して善処することは当然ですが、それと同時に、自分との関係がうまくいっているかどうかを確かめてみる必要があります。
　往々にして、物事がうまくいかないときは、自分を責めがちなものです。「なんで、私ってこうツイてないんだろう。悪い星のもとに生まれたんだわ」「結局私に能力がないから、乗り越えられないんだ」と自分を責めながら、物事に対処しようとするため、心がこわばり。おびえ、焦ってしまい、ますます物事がうまくいかないという悪循環にはまります。
　物事がうまくいかないときほど、自分との関係を良くすることが大切です。自分を責めながら物事を対処するということは、さながら燃料タンクに穴があいているのに、一生懸命車を走らせているようなものです。エネルギーを使っている割には、なかなか前に進まない。さらには穴から流れ出した燃料に火が引火してさらなる問題が発生してしまう。
　まずは穴を塞ぐことです。具体的には、物事がうまくいってないときこそ、自分を責めないで、自分をゆるし、自分をかばい、そんな状況でも懸命に生きている自分をほめることです。こわばっていた心がほぐれ、活力を取り戻します。結果、状況を好転させる可能性が高まります。自分との関係が良くなれば、ほとんどのことはうまくいくようになっているようです。