仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、NPO法人設立申請のご相談をお受けするため、花巻市に出張いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
「人の目が気になってしかたがない」という青年が、私にこう言いました。「やっぱり僕、自意識過剰だと思います。すべての人が、僕のこと見ているはずないのに、気になってしかたがない。結局『人に受け入れてもらいたい』という僕の思いが強すぎるから悪いんですかね?」。
私はこう答えました。「鋭いね。でもさらに言うと『人に受け入れてもらうためには、自分は完璧でなければならない』という思い込みが強いから、人の目が気になるのではないですか?」。
すると彼はハッとした顔をして「そのとおりです」と深く頷かれました。そこで私はこう尋ねました。「少なくても、私は完璧な人と友達になりたいとは思わない。君はどう?」。彼曰く「そうですね。僕もいやです。そういう人と一緒にいると疲れます」。
そこで私は「だとすると、むしろ、『完璧でない方が人から受け入れられる』と考えるのが現実的ではないでしょうか?」と申し上げると、彼は、ニッコリ笑って「なるほど、僕、完璧でなくていいですね。ホッとしました」と言って帰っていかれました。
人から受け入れられるために、完璧であろうとすればするほど、逆に人間関係が苦しくなる事があります。『完璧でない者同士だからこそ、人間関係は楽しくなるのだ』と心にとめておくと、自分を苦しくしている完璧主義から解放されますね。