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怒りを点検する

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と医療法人設立申請のご相談をお受けいたします。また午後は、産業廃棄物処理業許可申請と相続申請に関するご相談をお受けいたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 シリーズで“怒り”について学んでいますが、“怒り”そのものは悪い感情ではありません。「どんな感情も悪くない。問題は、その感情をあたかも無いものであるかのように隠すことだ」と私はレクチャーや講演で語り続けてきました。確かに“怒り”を自分の大切な一部として味わい、認め受け入れることは、自分を受け入れることにつながります。
 ただし、常に自分の心が怒りで支配され、日常生活にも支障が出てくるような状態であるならば、その“怒り”に対して適切な処置、セルフケアをする必要があります。これは何も怒りだけでなく、深い落ち込みや悲しみに対しても言えることですが、その感情に心が支配され、四六時中その感情にふり回されている状態を、私は“感情ハイジャック”と呼んでいます。その感情に自分自身が乗っ取られ、感情に自分がコントロールされている状態です。
 そんなときは、“怒り”の背後にある自分の思考に焦点を当てることです。激しい怒りを生み出しているのは、「~であるべき」という自分のべき思考が強すぎる事が多いものです。自分のべき思考が強すぎることが多いものです。自分のべき思考を「~であるにこしたことはない」とか「~であってほしい」に変換すると、だいぶ感情ハイジャックから解放されます。感情ハイジャックされたまま物事に処するよりも、解放されてから物事に処する方が事態を好転させる可能性は高まります。
 「怒りの背後にべき思考あり」。自分の怒りを生みだしている「べき思考」が分かっただけでも、だいぶ怒りがおさまることがあります。自分の“怒り”を点検してみましょう。


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