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怒りの表現法

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と株式会社設立に関するご相談を、午後は、心の障がい者の方の就労支援に関するご相談をお受けいたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 「怒り」とは自分の関心事を教えてくれる精巧なセンサーであると申し上げました。
 極論を言えば、そのことに関心があるから怒りが湧くわけで、無関心であれば腹は立ちません。このことを知っていると、怒りを相手に感じたときのコミュニケーションを一味変化させることができます。
 スティーブン・バグリー先生は、次のように語っています。「怒りを感じたとき、それを相手にどう伝えるかを学ぶことが大切です。単に怒りを相手にぶつけるだけだと、相手との関係は発展しません。怒りの感情をぶつける代わりに、自分は何に重きをおき、関心を持っているかを相手に伝えることが、相手とのコミュニケーションを生み出していきます」。怒る代わりに自分の関心事を伝えることが、コミュニケーションを豊かにするというのです。
 例えば、小学生の娘さんが暗くなってから帰ってきました。心配したお母さんがつい「何やってたの~。こんなに遅くまで!」と怒ってしまいました。お母さんは、娘さんのことを愛し関心があるからこそ怒ったわけですが、しかし娘さんの方は、お母さんの怒りだけを感じ、委縮してしまうかもしれません。
 ここで怒る代わりにお母さんが「お母さんは、あなたのことがとても大切なの。だから、帰りが遅いととても心配なの」と言うと、お母さんの愛が着実に娘さんに伝わります。実践していきたいものですね。


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