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怒りは日が暮れるまで

菊地茂

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 本日は、仙台純福音教会のイースター礼拝に出席いたします。

 今日は、前島誠先生の言葉のご紹介です。

 だから、偽りを捨て、それぞれ隣人に対して真実を語りなさい。わたしたちは、互いに体の一部なのです。怒ることがあっても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで、怒ったままでいてはいけません。 〔エフェソの信徒への手紙・4章25-26〕

 われわれ人間が、折にふれて怒りの感情に身を任せることは、きわめて自然な成り行きです。怒りそれ自体は、ある意味で人間の本性といってもいいでしょう。それは正義に対する激しい嫌悪感から来ることもあるのです。
 したがって聖書が、右に掲げたように、怒りと罪とを区別していることは適切です。ただし、怒った状態を日没まで続けてはならないと言っています。
 ここでいう日没の意味は、「その日のうちに」ということです。ユダヤ人は、一日を夕暮れまでと決めていました。日没を過ぎると、次の日が始まります。ですから、あしたになっても怒りを持ち続けていたら、それは罪であるという教えです。
 怒りは自然の感情ではあっても、それを好んで保とうとするところに、人間の悪意があるというのです。

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