長い夜があるからこそ

　本日は、NPO法人シャロームの会「オリーブの風」で心の障がい者の方の就労支援に関するご相談をお受けいたします。

　今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。

　竹はどのように成長するかご存知ですか？
　竹は、種をまいて水と肥料をやっても、最初の一年は芽を出しません。二年目、三年目、四年目も同様です。いくら水と肥料をやっても、一向に芽を出しません。しかし五年目に入ると、ようやく努力が報われます。芽が出たかと思うと、いっきに六週間で、何と30メートルの高さにまで急成長するのです。
　人生も竹の成長とよく似ています。いくら努力を積み重ねても、最初のうちはなかなか芽が出ないものです。しかし、忍耐強く努力していると、ある日突然、奇跡が起きるのです。
　マクドナルドの創業者、レイ・ロックは、「私は一夜にして成功したと思われているが、それは、30年という長い長い夜だった」と語りました。
　コツコツと努力していてもなかなか芽を見ることができない時も、その時が「竹の四年目」なのかもしれません。焦らず、あきらめず、ただ、あなたに与えられた今を、全力で生きたいものです。長い長い忍耐という夜を経験したものだけが、奇跡という朝を迎えることができるのです。あなたの奇跡は、明日起こるかもしれません。あきらめないでチャレンジしていきたいものですね。