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怒りというセンサー

菊地茂

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 本日は、NPO法人設立申請に関するご相談をお受けするため酒田市に出張いたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。


 “怒り”とはとても興味深い感情です。自分がどういうことで腹を立てるのか、客観的に観察してみると、自分に対する様々な気づきが与えられます。
 来月、来日されるスティーブン・バグリー先生が、“怒り”について興味深いことを語っておられます。「極論を言えば、もしその人が何かに対して『怒り』が出てこないとするならば、そのことを重要視していないからもしれません。『怒り』とは、その何かに対して、気にかけているからこそ和湧いてくるものではないでしょうか?」。
 自分にとって関心事であるからこそ、そこに“怒り”が湧いてくるのだと言う先生の洞察には、的を射ていると思います。我が子に“怒り”が湧いたり、夫や妻に“怒り”が湧くのは、自分の家族が、自分にとってとても重要であり、関心事だからです。
 そういう視点で“怒り”を見てみると、“怒り”は自分の関心事を教えてくれる精巧なセンサーということができます。自分でもびっくりするほど、何かに対して“怒り”が湧いてきたとしたならば、「あなたの重要視している関心事は、これですよ」と“怒り”が教えてくれているわけです。イライラしたら、「自分の関心事は何だろう?」と自分に問いかけてみましょう。意外なことを重要視している自分に出会えます。

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