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恋のタイミングはむずかしい 急ぎすぎない!

菊地茂

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 本日は、NPO法人設立と宗教法人設立に関するそれぞれのご相談をお受けいたします。


 今日は、中村芳子先生の言葉のご紹介です。


 旧約聖書には『雅歌』という、恋の歌だけで構成された書がある。英語では“Song of Song(歌の中の歌)”。ソロモン王が著したとされる。
 結婚を誓い合った若い男女が、想いのうちを率直に歌い合う。近づいては離れ、恋い慕い、また近づく。
 若者が恋人の瞳、髪、歯、唇、こめかみ、首、乳房の美しさを讃えると、おとめは恋人の頭、髪、目、頬、唇、手、胸、足、姿、口をほめる。朗読して赤面してしまうほどだ。
 かほどに恋はすばらしい。そして同時にむずかしい。特にタイミング。
 双方が好き合っていても、一方が急ぎすぎたり臆病になりすぎたりするとうまくいかない。
 おとめは「愛自身がそれを望むまでは、呼び覚まさないでください」と歌っている。
 『箴言』でも著者は「若い時からの妻に喜びを抱け…いつまでもその乳房によって満ち足り、常にその愛に酔うがよい」と夫婦の愛を讃えている。
 ここに描かれているように、愛は精神的なものだけではなく、肉体の喜びを伴うもの。人は人生で、十分に愛を楽しむようにと創られている。

 エルサレムのおとめたちよ/野のかもしか、雄鹿にかけて誓って下さい/愛がそれを望むまでは/愛を呼び覚まさないと。   雅歌2:7



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