仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、NPO法人の設立申請と運営に関してのご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
「アル中の主人のカウンセリングをお願いします」「依存症の息子のカウンセリングをしてください」と懇願されることがあります。そういうとき、私は「分かりました。その前に奥様ご自身のカウンセリングをしていただけませんか?」「息子さんの前にお母さんのカウンセリングをさせてもらっていいですか?」と申し上げます。
すると、「え、私ではないんです。主人のカウンセリングです」「息子のカウンセリングをお願いします」と反応されます。でも、そこは私も一歩も引き下がりません。最初は渋々ですが、ご自身のカウンセリングを受けに来られます。結果、カウンセラーに自分の不安や気持を語ることによって、少しずつこの奥さんやお母さんの情緒が安定してきます。すると。その変化に敏感に当事者であるご主人や、息子さんが反応して、夫と妻、子どもと親の間の関係が変わってきます。あまり、お酒を飲んでも、奥様やお母様が以前のように、反応しなくなるわけですから当然です。
結果、「俺自分のこと、だれかに相談したいんだけれど・・」と本人から言いだしてきます。それは依存症の問題を抱えている当事者の方が、自分の問題を見すえ、立ちあがっていく大きなはじめの第一歩になります。