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問題解決より関係修復

菊地茂

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 本日は建設業許可申請と相続申請に関するご相談をお受けいたします。また、午後は社会福祉施設経営者セミナーに出席いたします。


 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。


 「お子さんを変えようとする前に、お子さんとの関係を変えてみたらいかがですか?」と親御さんに申し上げることがあります。問題解決してから関係修復と考えがちですが、これはなかなか物事が進展しないばかりか、関係の溝だけが深まって、修復のチャンスを逸することになりかねません。
 人間関係の問題に遭遇すると、どうしても私たちは、「相手が悪い」と相手を責めるか、「自分が悪いからこうなったんだ」と自分を責める傾向があります。親子問題で言えば、「我が子が悪いから」か「親(自分)の育て方が悪かったから」かのどちらかになりがちです。いずれにせよ、これだとお互いが消耗していき、ますます問題が深刻化していくことになります。
 一方、私たちカウンセラーは、「子どもも親も悪くない。問題なのは親と子の“関係”である」と考えます。関係を変えれば、自分も相手も変わる可能性が開けます。問題はワンパターンになっている相手と自分の関係です。
 「困った相手がいるのではなく、困った関係があるだけ」と考え、問題解決より関係修復にエネルギーを注いでいくと、問題が小さくなっていったり、自然と問題が解決していったりすることがあります。
 具体的には、問題以外の話題で雑談ができるとしめたものです。雑談は、敵対関係から信頼関係になった証です。相手を変える前に、また自分を責める前に、相手と自分との関係を変えると、相手も自分も輝く新しい人間関係が生まれます。



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