仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、建設業許可申請に関するご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
「あの件について自分はこのように一応考えていたんですけど、金藤さんはどう思われますか?」と答えを求められる時があります。そういうときに、私が心していることは、すぐ答えないで、「あぁ、なるほど、それは良い考えですね。で、他にどんなことを考えられたのですか?」と逆に質問して返すことです。すると多くの場合、「いや、実は別のアイディアも考えついて、それも『有りかな~』と思ったんですけど、やっぱり最終的にこの考えが一番いいかなって思っているんです・・」といった答えが返ってきます。
このやりとりを通して、私は3つのメリットを得ることができます。
(1)今、相手の方がどんなことを考え、どんなことに関心を持っているかを把握できる。
(2)相手の方が「別のアイディア」を持っていることを知ることができる。
(3)「他にどんなことを考えておられるのですか?」と質問されることによって、相手の方は「金藤さんは、自分の考えていることに関心を持って接してくれた」と思ってくださる。結果、相手の方との信頼関係はグッと深まります。
しかし、相手の方から質問されたとき、すぐに私が「いいんじゃない」とか「いや、そうじゃなくて・・」と答えたら、私はこの3つのメリットをむざむざ捨てることになります。質問一つで、コミュニケーションは格段に違ってきます。まずは、「他にどんなことを考えてるの?」と普段の会話の中で使ってみましょう。