仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、NPO法人設立認可申請に関するご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
「祈りの手」という有名な絵があります。あまりにも過酷な労働のために指が曲がってピッタリ手を合わせることができない、そんな手の絵です。
これは、作者が友人の手を描いたものであると言われています。二人は幼なじみで、二人とも画家になることを夢見ていました。ところがお金がありません。一人が言いました。「僕が二人分働くから、君が最初に美術学校に入ればいい。そして君がひとかどの画家になったら、今度はぼくを学校に入れてくれ。一日も早く君が一人前の画家になるように、毎日祈るよ」。
そこで一人は美術学校に入り、一人は働き出ました。何年か過ぎて、一人は一流の画家になって帰郷しました。そして友人と再会し、「ぼくが画家になれたのは、君の働きと祈りのおかげだ。今度は君の番だよ」と言いました。すると、友人はこう答えます。「もう、ぼくはこんな手になってしまって、絵筆を持つこともできない」。画家になりたかった一人は泣きながら、その友人の祈りの手を書きました。そしてその絵が、彼の代表作になって、今もなお人々の心に焼き付く名画となりました。
あなたの今の苦労は、必ず時満ちて誰かの幸せのために実を結びます。「苦しみと成功とは、結び合わされているものです。もしあなたが、苦しむことなしに成功を収めたとすれば、それはあなた以前の誰かが苦しんだからです。もしあなたが、成功を見ることなしに苦しんで終わったとすれば、それは続く誰かの成功のためです」。