存在と行為

　本日は、株式会社設立と建設業許可申請に関するご相談をお受けいたします。


　今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。


　よく、トータル・カウンセリング・スクールのセミナー等において、私どもは「あるがままでいい」「そのままでいい」というメッセージを語っておりますが、その意味をよく尋ねられることがあります。
　「そのままでいい」という言葉を、あなたならどのように説明なさいますか？十人に伺えば十通りの答えが生まれてくるでしょう。それほど深みのある世界なのです。
　「そのまま」とは、人間を〈存在〉と〈行為〉に分け、行為を外し、存在のみにまず目を留めることです。
　たとえば、泥んこで帰ってきた子どもの手を、「まぁ汚い」と泥も手も一緒に叩くのではなく、泥は不必要と取り除き、手はあなたのあたたかい手で撫でてあげるのです。
　ゆとりがないと、つい存在も行為も一緒にしてしまいますが、きちんと分けることが大切です。畑から抜いてきた大根の土を洗って料理し食卓に載せるように、毎日の生活でも、このことを訓練すると自然にできるようになります。
　〈存在〉と〈行為〉を分けることを繰り返し、意識していきたいものです。