仙台の行政書士より241125心のメッセージ
今日は、中村芳子先生の言葉のご紹介です。
仕事でも何でも、いい成果は自分のものにしたい。人に評価されたい。しかし自分のプライドより周りの人たちへの貢献を第一に考えることが、本当の勇気だ。
紀元前15世紀頃、デボラという女性の士師がいた。士師とは自然発生的な(神が選んだ)リーダーで、裁判を行って人々の問題を解決していた。戦いを率いることもあった。
当初イスラエルは敵のカナン人から攻められて危機的な状況だった。デボラは指導者バラクに「攻め上りなさい」と神からの言葉を告げた。バラクは、「あなたが一緒に行ってくれるなら、戦います」と答える。神がデボラと共にいることを知っていたからだ。
男のプライドにこだわれば、助けを借りるのはみっともない。自分だけで勝利を収めるほうが手柄になる。だがバラクは自分のプライドより、民族の勝利を重視した。
デボラは彼と共に戦いに参加。追われたカナンの王は逃亡先で命を落とし、戦いは勝利に終わる。自分の手柄にこだわらないバラクの行動が、すばらしい結果を生んだ。
新約聖書の『ヘブライ人への手紙』も、バラクの信仰を讃えている。
バラクは彼女に言った。「もしあなたが私といっしょに行ってくださるなら、行きましょう。しかし、もしあなたが私といっしょに行ってくださらないなら、行きません」 士師記4:8