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気がすむということ

菊地茂

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 本日は建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請に関するご相談をお受けいたします。


 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。



 「主人を許せない」ということを何度も何度も訴えてこられる奥様がおられました。原因は、自分の誕生日と結婚記念日をご主人が忘れた事でした。ご主人は一応は謝ってくれたのだけれど、奥さんのお腹の虫が治まらないようで、ことあるごとにその話がカウンセリングの最中に頻繁に出てくるのです。よっぽど悔しかったのだなと思いつつ、お話をお伺いしました。
 そこで分かってきたのは、この奥さんは「夫をゆるしたらいい。ゆるしたら自分も楽になる」と薄々自分でも気づいておられるということでした。でもこの奥様「気づいてはいるけれど、気がすんでいない」のです。この「気がすむ」という事がポイントです。クライエントさんのほとんどは、自分がどうしたらいいのか気づいておられます。しかし、気づいているけれど気がすんでいないから、カウンセリングに来られるのです。ある意味、私たちカウンセラーは、この気がすんでいないクライエントさんの気持ちをケアするのが仕事です。そして気がすむと、クライエントさんはガラッと変わる事が多いのです。なぜなら、そうしたらいいか答えは既に分かっておられるからです。分かっていても気がすんでいないから、次の行動に移ることができなかっただけです。
 時折、自分の気がすんでいないところを点検しましょう。そして、どうしたら建設的に気がすむことができるのか考え、実行してみましょう。人生が変わります。



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