仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、医療法人設立と相続手続きに関するご相談をお受けいたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
唐(現在の中国)の名僧・鑑真(AD688年~763年)は、日本の僧侶栄叡と普照から、「日本で戒律の確立を」との要請を受けました。そこで鑑真は、弟子たちに「だれか日本に行く者はいるか?」と尋ねたのですが、誰も希望する弟子はいませんでした。そこで、鑑真自ら渡日することを決意し、それを聞いた弟子21人も随行することになりました。当時外国に出国することは、禁じられていました。にもかかわらず、鑑真は使命感に燃えていたため、日本に渡ろうとしました。
ところが、何度も嵐や妨害者によって、ことごとく行く手を阻まれ、5度の失敗を経験しました。しかも、5度目の渡航中、南方の気候や激しい疲労などにより、鑑真は両目を失明してしまったのです。それでも、思い立ってから10年後、6度目にして日本上陸を果たし、日本における「仏教戒律の確立」という壮大な仕事を成し遂げたのです。鑑真は日本に帰化し生涯を日本にささげました。
「物事を成し遂げる秘訣はなにか?」と問われれば、あなたも「明確な目的意識」とお答えになるでしょう。
事を成そうとする時、この「鑑真和尚」のように必ず大きな生涯にぶつかるものです。しかし、どうにかすることもできない障害や、立ちふさがる壁を打ち破るのは、明確で強烈な信念、目的意識です。今一度、自分の人生の目的を明確にしましょう。