仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、建設業法経営事項審査と国際結婚に関するご相談をお受けいたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
アメリカ留学時代、同級生主催の小さなパーティーに招かれました。そこでの出来事です。彼の、まだ幼稚園に行ってないと思われる小さな子どもさんが、私にその場にいる一人びとりを丁寧に紹介してくれました。最初に、小さな身体を弓なりに、とても嬉しそうに「ぼくの一番大好きなこの人が、おじいちゃん」と紹介しました。そこで私は「あぁそう。それではあなたは孫だね」と言いますと、「そうじゃない。そうじゃない。この人はおじいちゃん」。「うん。だからあなたは孫だね」と言うと「そうじゃない。この人はおじいちゃん」と何度も繰り返すのです。小さなこのお子さんにとっては、【おじいちゃん】という概念はわかっても、【孫】という概念があるということをまだ理解していないようでした。
人間関係の不得手な人の共通点は、物事を自分の立場や自分の価値観で考え、押し切ろうとします。すなわち、このお孫さんのように自分の立場からしか考えることができないのです。相手の立場に立って考えることのできる人をよく大人と言います。
相手をよく観察し、相手に聞き、時には現場主義で相手の立場に身を置いてみると、今まで見たことのない、全く違った景色が見えてくるものです。大人とは、自分の視点を超えた視点から見ることのできる人です。