人は触れたものに似る

　本日は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。


　今日は、増田泰司先生の言葉のご紹介です。


　心理学者フォーガス博士らが、こんな調査研究を行いました。映画を観て映画館を出てきたお客さんに「あなたは、自分の人生にどれくらい満足していますか？」という質問をするのです。すると、ハッピーエンドの楽しい映画を観た人たちは、「自分の人生に満足している」と答えることが多く、悲しい映画を観た人たちは「満足していない」と答えることが多かったです。
　本来、自分の人生の満足度と、直前に観た人たちは「満足していない」と答えることが多かったのいです。
　本来、自分の人生の満足度と、直前に観た映画の雰囲気とは全く関係ないはずです。しかし、実際には、人は触れたものに大きく影響を受けてしまうのですね。
　なたは、普段どんな雰囲気の中で生活していますか？どんなテレビ番組やDVD、本、ゲームなどに触れていますか？どういう雰囲気の人たちと付き合いますか？
　どんな環境におかれても影響を受けないどころか、周りによい影響を与えられるのが理想ですが、まだ自分は発展途上だなと思われるのでしたら、普段触れているものについて、工夫をしてみる必要があるのではないでしょうか。