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二者択一法

菊地茂

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 本日は、福祉サービス事業所の開設申請と公益財団法人設立申請のそれぞれのご相談をお受けいたします。


 今日は、増田泰志先生の言葉のご紹介です。


 デパートなどで洋服を見ていると、店員さんがすーっと寄ってきて話かけてきます。この時、「見ているだけです」「自分で選びますから」と、早々に追い払わないで、会話をしてしまうと、店員さんの術中にはまります。
 よく使われるテクニックが、二者択一法。いろいろとこちらの好みを聞いてきて、最後に「では、こちらの無地のタイプと、花柄のタイプと、どちらがお好みですか?」と質問されます。
 実際には「どちらもいやだ」「自分で選ぶから、放っといて」と答える選択肢もあるのですが、まるでどちらか一方を選ばないといけない気持ちにさせられます。そして、どちらかを選んだら、「お買い上げ、ありがとうございました」。あなたも、この手に引っかかったことはありませんか?
 さて、この二者択一、セールスだけでなく、子育てなどにも生かせます。「宿題、今やる?それとも、お風呂のあと?」というふうに。宿題をやらないという選択肢もあるのですが、それはないもの
として選ばせるわけです。
 特に子どもが小さいときには、完全に自由にさせられると、かえって何をしたらいいか分からなくなりがち。こういふふうに、制限を設けた上で、最後のところを選択させるようにするといいのです。
 あ、家内が呼んでます。「お風呂掃除、今やる?それともあとで?」



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