得意技を捨てる勇気

　本日は、建設業許可申請と株式会社設立申請のそれぞれのご相談をお受けいたします。

　今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。


　自分が以前体験した成功体験は、その人にとって大きな宝物です。これをリソース（資源）と言います。この成功体験は、次の成功を生み出す「資源」になるというわけです。
　しかし、このリソースがリソースにならない場合があります。あるコンサルタントの方が「前職で素晴らしい成績を収めた人物は、自分自身のやり方のスタンスが変えられないことが多く、伸び悩む例が少なくない」とおっしゃいました。かつて成功した自分の方法が全てのことに通用するわけではありません。
　ある名アナウンサーの座右の銘は、「成長したければ、得意技を捨てろ」だそうです。確かに、彼はかつて独特な語り口調で解説する実況放送で人気を集めました。現在はニュース番組で活躍しておられますが、かつての語り口調は全くといっていい程出てきません。まさに自分の得意技を捨てて日々成長し続けておられるのです。
　一度その方法で上手くいくと、万事においてその得意技を使いたくなるものです。でもそれが自分の成長を阻んでいるとしたら残念なことです。成長することは変化することです。変化には当然恐れが伴います。成長するにはこの恐れと向き合うことが要求されます。自分の得意技を大切にすると同時に、それを捨てる勇気も育てていきたいですね。