仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、医療法人設立申請のご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
建設関係のある社長さんと親しくさせていただいています。この方は、一言で言うと「人育てのプロ」。どの会社でも雇ってもらえない人をあえて雇い、素晴らしい社員に教育していかれるのです。奥様曰く「この町で、ウチの会社は再生工場って言われています」とのこと。
その社長さんと話をしている内に、私は「『安全第一』って書いてあるシートがよく建設中の建物に被せてありますけど、○○さんの会社は『安全第一』というより、『人間第一』ですね」と申し上げました。この社長さんが、人育てを一番にして、これまで会社を経営してこられた方だと実感したからです。
社長さんも大変この「人間第一」というフレーズを気に入って下さり、なんとそれを会社の経営理念になさいました。毎朝、朝礼で「今日も、『人間第一』出発進行!」と唱和してから仕事を始めるようになったそうです。すると、とにかく物作りの職人集団になりがちな社員の方々が、お客様の気持ちを大切にするようになったり、社員同士がお互いに気を遣うようになたりと、「まさに『人間第一』の社員が増えて来た」と社長さんは喜んでおられました。
その報告を伺って、私は「『人間第一』にする会社は、自ずと『安全第一』になるだろうな」と思いました。
「何を第一にしているのか?」。この問いは、社会だけでなく一個人に対しても大切な質問だと思います。ときおり立ち止まって自分に問いかけてみたいものです。