仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、みやぎNPOプラザ内の心の障がい者の就労支援施設「オリーブの風」で開催されますオリーブサロンに出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
ある映画監督がこんなことを言っていました。「最近は『テロだ!』とか『地球温暖化だ!』と世界はドンドン悪くなっているような情報ばかりが、耳に飛び込んでくる。そんな話を聞くたびに、世界にはもう愛なんて無くなってしまったように思えてくる。
でもそんな時こそ駅や空港に行ってみよう。あちこちで再会を喜んで微笑みあっている家族がいる。恋人たちがいる。愛は遠いどこかにあるものではなく、こんなにも身近なところにあふれていることに気づく。まだまだ世界は愛で満ちている。いや世界はあふれるほどの愛で包まれているのだと思えてくる」。
この映画監督の暖かい視点に感動しました。否定的な事柄だけに注目していると、目の前にある宝を見落とす傾向が人間にはあります。これを心理学では「過度な一般化」と言います。私自身、よくこの「過度な一般化」の罠にはまりそうになります。自分にとって、嫌なことが二三度続いただけで、これからもずっと嫌なことが起こり続けるような錯覚に陥ります。
でもこの監督のように、視点を変え「本当にそうだろうか?」とその錯覚に問いかけると、それが錯覚であったことに気づきます。そして自分自身が実はすばらしい愛の中に生かされていることをあらためて実感します。愛はいつも、「今、ここ、この自分」という地点に眠っています。