仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、相続申請と国籍帰化許可申請に関するご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
「他にどんなことを考えておられるのですか?」と言う質問を、私は初対面の方のカウンセリングに使うことがあります。問題を抱えておられるクライエントの方には、ご自身の問題をいっきに語る人がおられます。ある程度話きると、クライエントの方が少し沈黙なさいます。するとつい私は、その問題に対する自分の考えや見解を語りたくなる誘惑にかられます。でもそれをグッとこらえて、「いや~、本当にお辛いところを通ってこられたんですね~。で、カウンセリングを始めるに当たって、他にこれだけはお話しておいた方がいいなって思うことはありますか?」と質問をするのです。
すると、クライエントさんの多くが、堰を切ったようにご自身の問題の核心や、問題解決に至る大きなヒントを自ら語られることが良くあります。クライエントの方は、この質問によって「あぁ、このカウンセラーは私の事をもっと分かろうとしてくれている」という受容体験をするのです。すると、より自分の深い本音の部分を語ろうと思われるようです。
これは、家庭や職場でも使うことができます。相手の話が一段落したところで、「他にどんなことを考えているの?」「他に、このことは話しておきたいなということはある?」と質問をしてみる。すると相手から、こちらが想像もしていなかった核心をついた答えが聴こえてきます。