仙台の行政書士より241125心のメッセージ
今日は、中村芳子先生の言葉のご紹介です。
ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサが、生前好んで引用した聖書の言葉だ。
インドのカルカッタで、たったひとりで貧しい人たちのための働きを始めた。死にゆく人のための家をつくり、道ばたで死にかけている人たちを運び込んで心からの看護をした。孤児院をつくった。その働きは世界中に広がり、今も受け継がれている。
彼女は自分に問い、また自分の働きに加わろうとする人に問い続けた。
「その行為は、あなたの愛から出ていますか」
心の動機こそが大切だと説いた。成果や効率に目を向けなかったからこそ、奇跡としかいいようがない大きな働きがなされたのかもしれない。
聖書は、愛不在の行為には何の価値もないと教える。
結果が重視される世の中。最短のプロセスで、最高の結果を出すことが良しとされる。必死でそれを追いかけ、ひとつの成果を出したら、すぐに次のゴールをめざす。
時どき立ち止まって、自分の心を見つめてみよう。「今、私の心に愛はある?」
たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも、愛がなければ、私は騒がしいどら、やかましいシンバル。……全財産を貧しい人々のために使い尽くそうとも、誇ろうとしてもわが身を死に引き渡そうとしても、愛がなければ、私に何の益もない。コリントの信徒への手紙Ⅰ13:1.3